昔からNAS(Network Attached Storage/ネットワークHDD)を主にバックアップ目的で使っています。最近だと、私と妻で別PCを持っていたりするので、ファイルの受け渡しにも使っています。自分のPCをディスク共有すると、立ち上がっているときしか使えないですからね。
昔は、I-Oデータ製とか、バッファロー製を使っていたんですが、去年の5月頃、このページで、Synology社のDiskStationという製品を知って、乗り換えてみたのですが、非常に使いやすいです。
I-Oデータ製とか、バッファロー製とかは、付加機能も付いていますが基本NASです。でも、DiskStationはほとんどPCサーバです。機能を付加していろいろ使えます。クラウドストレージとの同期機能を付加できたり、VPN構築できたり、メディアサーバーにできたり、Webサーバとか、Git/SubVersionサーバとか、本当に何でもできます。Linuxサーバ立てるよりお手軽だし。
私は、以下を使っています。HDD 1基のみ搭載できる一番安いモデル。人気なのは HDD 2基搭載できるモデルのようです。
HDDは以下を選択しました。
PCからDS115jへのバックアップは、当初はBunBackupを使っていたのですが、今はCloud Station Backupを使っています。
ざくっとした違いは以下。
BunBackup | Cloud Station Backup | |
---|---|---|
バックアップのタイミング | 設定したスケジュールで (1時間毎など) | ファイルを保存した瞬間 |
履歴管理 | 設定した世代分 | 通常の世代管理 or Intelliversioning |
設定の複雑さ | オプションが多い | 設定できる項目は少ない |
世代管理のファイル | ユーザから見える | ユーザから見えない |
Intelliversioningというのは、最新のものから複数残すのではなく、かなり古いものを1つ、ちょっと古いものを1つ、少し前のものを1つ、最近のは複数、みたいな残し方をします。最近のファイルはほとんど似通っていることが多いので、最近のものだけ残されてもあんまり差がなかったりします。Intelliversioningだとちょっと前のものが見つかる可能性があります。
世代管理のファイルは、Cloud Station Backupだとユーザから見えません。見るためにはバージョンエクスプローラーなどを使う必要があります。ネットを見ていると、世代管理のファイルが保存されていることがわかっていない人が多くて、「ディスクが圧迫されるのが変」みたいなコメントが多いですね。
さらに、DS115jからオンラインストレージ連携機能を使って、Amazon DriveやGoogle Driveなどのオンラインストレージにバックアップを取っています。
最初の時は、Cloud Syncを使って、Amazon Driveにバックアップを取っていました。
今は、Hyper Backupを使って、Google Driveにバックアップを取っています。
Cloud SyncとHyper Backupのざくっとした違いは以下。
Cloud Syncの方が直感的でわかりやすいんですが、結構容量を消費します。
Hyper Backupは圧縮してくれるので結構容量節約できます。
Cloud SyncとHyper Backupのいいとこ取りみたいな機能が欲しいです。
PCからクラウドストレージに直接バックアップが取れる製品も多いと思いますが、この多段の方法だと以下のような利点があります。
(1) DS115jが立ち上がっていれば、PCが起動できなくても、クラウドストレージにアップロードできる。
家の内部はギガビットLANでも、インターネットはやっぱり遅いので、同期をとり続けようとするとPCが落とせないという状況になってしまいます。でもこの方法だと、まずDS115jにコピーしてしまうので、PCが落としやすいです。
(2) 家にPCが何台あっても1アカウントで済む。PCから直接やる方法だと、PC毎にアカウントが必要だったり、領域を使い分けたりする必要があるけど、この方法だとDS115jだけをコントロールすればいいです。
(1) DS115jが立ち上がっていれば、PCが起動できなくても、クラウドストレージにアップロードできる。
家の内部はギガビットLANでも、インターネットはやっぱり遅いので、同期をとり続けようとするとPCが落とせないという状況になってしまいます。でもこの方法だと、まずDS115jにコピーしてしまうので、PCが落としやすいです。
(2) 家にPCが何台あっても1アカウントで済む。PCから直接やる方法だと、PC毎にアカウントが必要だったり、領域を使い分けたりする必要があるけど、この方法だとDS115jだけをコントロールすればいいです。
最初の時は、Cloud Syncを使って、Amazon Driveにバックアップを取っていました。
今は、Hyper Backupを使って、Google Driveにバックアップを取っています。
Cloud SyncとHyper Backupのざくっとした違いは以下。
Cloud Sync | Hyper Backup | |
---|---|---|
バックアップのタイミング | ほぼリアルタイム | 定期的(1時間に1回など) |
オンラインストレージの ファイル形式 | そのままのファイル | 専用の形式 |
履歴管理 | オンラインストレージ依存 | Hyper Backup側で管理 |
圧縮 | なし | あり |
Cloud Syncの方が直感的でわかりやすいんですが、結構容量を消費します。
Hyper Backupは圧縮してくれるので結構容量節約できます。
Cloud SyncとHyper Backupのいいとこ取りみたいな機能が欲しいです。
私が始めたときは、Amazon Driveは容量無制限だったのですが、今はAmazonは容量無制限を辞めていて、基本1TBになっています。そのため、Amazon Driveを使う利点はなくなってしまいました。今は、Google G-Suiteを使っているので、Google Driveです。