2019年5月26日日曜日

Windowsの標準機能だけを使って、ファイルをソートしてコピーする

 Windowsのエクスプローラーを使ってフォルダの中のファイル一覧を見ているときはソートされた状態で表示されているので気にならないと思うのですが、実際のファイルシステムの中は、結構バラバラで保存されています。
 エクスプローラーでファイルをコピーすると、そのバラバラの順番でファイルコピーが実行されるので、コピー先のファイルシステムの中もバラバラになります。
 普通は問題にならないと思うのですが、一部の音楽プレーヤーやカーナビなどは、そのファイルシステムの順番で音楽を再生してしまうので、思ったように曲が再生されないなどの問題が起きます。
 解決方法として、専用のソフトを使ってファイルシステムを直接並び替えるという方法もあるのですが、標準の方法でもないのでリスクもあり、リスク無しで解決しようとすると、ファイルをソートした順番でコピーするということになります。
 ソートしながらコピーもフリーウェアなどを使ってもいいのですが、Windowsの標準機能だけでも実現することができます。

ということでバッチファイルを作成してみました。

【SortCopy.bat】

echo off
setlocal enabledelayedexpansion
for /F "usebackq delims==" %%i in (`SortCopyEscape.bat %1`) do (

set SRC=%%i
set DEST=!SRC:%1=%2!

echo F | xcopy /F /Y !SRC! !DEST! >nul
echo copy !SRC! → !DEST!
)
endlocal


【SortCopyEscape.bat】

@echo off
for /F "usebackq delims==" %%i in (`dir /S /B /A:-D %1 ^| SORT`) do (

call :REPLACE "%%i"
)
exit /b

:REPLACE
set TMP=%1
echo %TMP:!=^!%
exit /b


 使い方は、2つのファイルをカレントディレクトリにコピーして、

 SorrtCopy <コピー元フォルダ> <コピー先フォルダ>

 です。
 自由に使ってもらってかまいませんが、使用したことで起きた結果について責任を取りませんので、各自の責任でお願いします。

2019年3月16日土曜日

[Synology DiskStation] Hyper Backup で Google Drive に保存したバックアップファイルをPCで直接見る方法

Synology DiskStation の Hyper Backup を使うと、他のディスクドライブだけじゃなくて、Google Driveなどのクラウドストレージにもバックアップを取ることができますが、ファイルが圧縮された形式になっているため、そのままではバックアップしたファイルを参照することができません。

ファイルを参照するには、Hyper Backup Explorerを使用する必要がありますが、Hyper Backup ExplorerはローカルディスクとSynology C2 Backupしか参照することができないので、Google Driveに保存されているバックアップファイルをPCで直接見るには、以下の方法でやる必要があります。

(1) Google Driveからファイルを全部ダウンロードして、Hyper Backup Explorerを使用する。
xxxx.hbk ディレクトリ毎まとめてダウンロードして、その中の SynologyHyperBackup.bkpi をHyper Backup Explorer で開きます。
この方法だと、Google Driveから全ファイルをダウンロードする必要があるので結構大変です。

なので、

(2) ドライブファイルストリームを使う
この方法がちょっと手軽です。
ドライブファイルストリームを使うと、Google DriveがWindowsのファイルシステムに直接マウントされるので、その中の SynologyHyperBackup.bkpi をHyper Backup Explorerで開きます。
ドライブファイルストリームは一種のネットワークドライブなんですが、ドライブレターが割り当てられるので、Hyper Backup Explorerからはローカルディスク扱いです。
一部のファイルのリストアであれば、こちらの方が短時間ですむと思います。

2019年2月13日水曜日

BloggerからPINGOO!のPing送信ができない場合の対処法(ただし手動送信)

PINGOO!を使ってBloggerからPingを送信する方法が、PINGOO!のページに説明されているのですが、この方法では(現時点では)うまくPingを送信してくれません。自動送信も手動送信もできません。

対処方法ですが、PINGOO!の「RSSのURL」の設定を以下のようにしてみてください。

【PINGOO!ページの説明】
http://*******.blogspot.com/feeds/posts/default?orderby=updated
※*******部分にIDが入ります。

【修正後】
https://*******.blogspot.com/feeds/posts/default?alt=rss
※*******部分にIDが入ります。

これで、Pingの手動送信はできるはずです。
でも、自動送信はうまく動いているかどうかわかりません。

2019年2月8日金曜日

電波時計がぜんぜん電波時計してくれないのを解決してみた

電波時計がぜんぜん電波時計してくれないのを解決してみました。



有名なこれです。

「時計」です。

ネットにつないで、NTPで時間調整をする「時計」です。

電波時計用の電波を送信してくれる機能がついている「時計」です。

でも、これを「時計」として使用する人は少ないような....

うちは、RC造のマンションなので、電波時計の標準電波が非常に入りづらいです。
筐体の大きめな目覚まし時計は、中のアンテナの作りもしっかりしているらしく、それなりに電波を拾ってくれるのですが、腕時計はどうやってもアンテナのサイズが限られるので、ほぼ電波を拾ってくれません。(なんで電波時計は深夜帯に電波を受信する設定になっているんだろうか、腕時計に関して言えば、日中の方が出かけている可能性が高くて電波を拾いやすいのに)

ということで、P18-NTPLRが発する電波で、時間調整をさせようと言うことです。

使い方は、
(1) P18-NTPLRをLANにつなぐ
(2) P18-NTPLRのIPアドレスを調べて、ブラウザを起動してセットアップする
だけ。

私の環境では、以下のように設定しました。

NTP Server: ntp.jst.mfeed.ad.jp
送信周波数:  60kHz
送信出力:     99

NTP Serverは、デフォルトから変更しました。Public NTPサーバとして有名な物です。
送信周波数は、関東に住んでいるので、オリジナルの40kHzとバッティングしないように、60kHzを使います。
送信出力は、なぜかデフォルトでは出力MAXになっていないので、MAXに。

最初は、強制的に電波を受信するようにして、ちゃんと受信しているかを確認しました。
そのあと、数日放置してみて、毎日電波を受信するか確認しました。

全く問題なく電波で時間調整がされるようになりました。

ちょっと高いので気軽にとはいえませんが、電波時計の時間がずれるというイライラからは解放されるおすすめな一品です。

バッファローのメッシュルータを導入してみた

バッファローのメッシュルータを、妻の実家に導入してみました。



妻の実家は、一軒家なので、1台のWi-Fiルータだと電波が弱いところが出てきてしまいます。特に、1つの特定の部屋と2階が不安定でした。中継機も置いてみたんですが、あんまり改善せず。

ということで、実験的にメッシュルータを導入してみました。

いろいろなメーカーがメッシュルータを出しているんですが、バッファローのものにしました。国内メーカーであることと、バッファローWi-Fiルータは過去に使用経験があるので。

セッティングは、スマホアプリの「connectアプリ」を使います。
細かい設定が不要なら、手順に従って親機と中継機をセットアップするだけなので簡単です。
ただ、私の場合は中継機のセットアップでちょっとだけハマりました。中継機のセットアップが成功しているのに、アプリの画面に失敗と表示されてしまい、2回ぐらいリトライしました。
エラーの場合は、中継機のLEDが青点滅するらしいのですが、白の点灯になっていて、その場合、親機-中継機間のリンクが実は既に成功しています。なのに、「connectアプリ」が「エラーだからリトライしろ」という。アプリの提示するリトライ操作指示を無視して、ステータス表示をリフレッシュしてみたら、既につながっていました。

トラブルはそれぐらいで、あとはスムーズに進みました。
アプリから詳細設定画面も開けるので、SSIDを好きなものに変更したりできます。

 ちょっと気になったのは、SSIDが1つしか設定できないことです。
 従来のWi-Fiルータだと、2.4GHz帯と5GHz帯で別々のSSIDを使っていることが多いです。ルータによっては、3つ以上のSSIDが設定できたりします。
 しかし、このWRM-D2133HPは、ゲスト用などの特殊な物を除くと、1つかSSIDが設定できず、2.4GHzと5GHzで同じものを使うしかないです。これが、バンドステアリング機能なので、普通なら何も問題がないですが、前の環境を引き継ぐときにはちょっと困ります。
 2.4GHz帯でSSID-Aを使っていて、5GHz帯でSSID-Bを使っていた場合、WRM-D2133HPにSSID-Bを設定すると、これまで2.4GHz帯で使用していたクライアントは再セットアップでSSID-Bにつなぎ直す必要があります。

 さて、メッシュルータ導入後どうなったかというと、電波状況は非常に改善されました。
 なんか、親機1台だけでも前よりかなりつながるような....
 中継機もかなり効いているので、2階でも非常に安定しました。

 ヨドバシカメラの店員さんとちょっと会話したところでは、従来の中継機を使う方法だと、移動時に弱い方の電波をいつまでも拾い続けてしまうという問題が起きますが、メッシュルータだとそういうのが起きないそうです。たしかに、「connectアプリ」で接続状況を見ていると、1つのクライアントが、親機と中継機を行ったり来たりしている感じです。