2020年8月15日土曜日

NVR510のGUIからv6プラス固定IPの設定をしても通信できない場合の対処方法

 【要約】
NVR510のGUIからv6プラス固定IPの設定をしても通信できない場合、GUIが余計な設定を付与している場合があるのでそれを削除しましょう。

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YAMAHA NVR510からはv6プラス固定IPの設定ができるようになっていますが、設定してもIPv6通信はできるけど、IPv4通信ができない場合があります。
CONFIGを確認して、以下の設定がある場合は、これを削除するとIPv4通信できるようになると思います。
ipv6 lan2 address dhcp
または
ipv6 onu1 address dhcp


2020年7月12日日曜日

高いBS-GS2008を買わなくても、ひかりTVマルチキャスト問題を軽減できる「かもしれない」

【要約】
ひかりTVのマルチキャスト問題は、BS-GS2008を買えば確実に改善するけど、BS-GS2008は高いので、手元にスイッチングハブが余っているなら試してみる価値があるかも。

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【構成1】








【構成2】








この2つの構成で、BS-GS2008のMLDスヌーピングをOFF、トラフィック制御もOFFにした場合、つまり、単なるスイッチングハブ状態でも、ネットワーク負荷はなぜか圧倒的に構成2の方が低かったです。
「ひかりTV」(ケーブルテレビ番組)を見ているときは、普通に通信できていました。ただ、「地デジ」を見ているときは、通信不可では無いですが、かなりの通信負荷がかかっていました。

BS-GS2008はスマートスイッチとしては圧倒的に安いんですが、それでも1万円は超えるので結構高いです。なので、手元にスイッチングハブが余っているなら、試してみる価値はあるかな?と思います。もしかすると、環境によってはある程度、問題を軽減できるかもしれないです。

(1) ルータには、STBとスイッチングハブだけをつなげる
(2) STB以外の機器はハブにぶら下げる

スイッチングハブを買ってまで試すことでは無いです。買うなら、BS-GS2008を買いましょう。その方が確実ですので。

ひかりTVのマルチキャストでネットワーク負荷が上がる問題をMLDスヌーピングではない方法で解決した

【要約】
ひかりTVのマルチキャスト問題はMLDスヌーピングで解決するのが一般的だけど、マルチキャストのトラフィック制御でも解決できるという話

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ひかりTVを使っているLANでハブを使うと、マルチキャストのパケットがネットワーク全体に送信されてネットワーク負荷が上がる問題があって、その解決方法で有名なのがMLDスヌーピングが使えるスマットスイッチを使う方法です。

前住んでいたところのネットワーク環境だと、MLDスヌーピングを使わなくても、若干ネットワーク負荷が上がるなぁぐらいだったのですが、新居のネットワーク環境だと、MLDスヌーピングが効いていないと、全くといっていいほど通信ができなくなります。

MLDスヌーピングが効いていれば問題にならないと言えばそうなのですが、この場合以下のような問題があります。

(1) スマートスイッチの状態がリセットされると、MLDスヌーピングの学習が終わるまではほぼ通信不可
(2) ひかりTVの「ひかりTV」(ケーブルテレビの番組)だけを見ている場合は、MLDスヌーピングの学習が終わっていれば問題ないですが、「地デジ」を見ると、学習し直しになってその間通信不可になる。「ひかりTV」と「地デジ」は別のマルチキャストとして扱われるようで、「地デジ」はさらにチャンネル毎にも別マルチキャスト。

(2)が特に問題で、ひかりTVのチャンネル切り替えをやると、その都度MLDスヌーピングの学習が終わるまで、インターネットとの通信が止まってしまい、かなり困った状態になりました。

そこで、MLDスヌーピングでは無い方法で問題を解決することにしました。
解決方法ですが、まずネットワークの構成を変えました。

【変更前】

【変更後】

変更前は、ルータ側のLANポートは1つしか使用せず、全部の通信をハブに渡して、それから機器に分岐していたのですが、変更後はひかりTVのSTBだけルータのLANポートに直接つなぎ、他の機器はハブにつなぐことにしました。

この状態だと、STBとハブにマルチキャストが常に飛ぶ状態になるので、ネットワークの負荷は大きいままです。そこで、ハブ(BS-GS2008)の設定で、ルータとつながるポートのマルチキャストパケットのトラフィック上限を下げました(BS-GS2008だと、詳細設定のトラフィック制御のマルチキャストを無制限 → 128p/s に。BS-GS2008のトラフィック制御は、ポートに入ってくるデータに対して効くようです)。

この設定によって、STB側でチャンネル切り替えをやっても、インターネットとの通信が止まることが無くなりました。

ただ、よく分からないことが2つあります。

(1) 変更後の構成だと、STBの電源OFFで、DLNAも使ってないのに、ひかりTVのマルチキャストが続く場合がある。10Mbpsぐらい帯域の無駄。
(2) 変更後の構成で、トラフィック制御せずに、MLDスヌーピングの設定をしても、(学習が終われば)ネットワークの負荷は減るはずなんですが、なぜか負荷が下がらなかった。

理由が分からないのですが、とりあえず問題になるまでは放置です。

2020年7月11日土曜日

引っ越しして、回線がむちゃくちゃ高速になりました

同じ町内で引っ越しました。

元々のマンションは光回線が引けましたがVDSLだったので、どんなに頑張っても80Mbpsが限界でした。引っ越すに当たって、光コンセントが付いているところを探したら近所にありました。

引っ越しに伴って、回線やプロバイダの契約も見直しました。

前の回線・プロバイダは、@niftyの光コラボレーションを使っていましたが、新しいところは、フレッツ光(ギガマンション・スマートタイプ ミニ 光配線方式)+オープンサーキットにしました。一部ポート開放をしたかったので、v6Direct/固定IP1コースにしています。

ルータはYAMAHAのNVR510を引き続き使います。新居の回線工事で、業者の人が持ってきたHGWはRS-500KIでした。これは、小型ONUが付いている機種なので、小型ONU部分を抜いて、NVR510につなぎました。HGWは1回も使わずにしまい込まれました。

で、回線速度ですが、以下のような感じです。
一番下は朝の5時。上3つは夜です。

アップロードの方が若干怪しい数値が出るときがあるんですが、ダウンロードは夜でも非常に速度が出ています。

大量にダウンロード・アップロードする人間でもないので、回線はほとんど遊んでいることになるんですが、ストリーミングとかリアルタイム性のある通信は安定するようになりました。回線の使用状況を見ていると、たまに突発で100Mbpsぐらいの通信が発生することがあるんです。前の回線だと、その段階で上限を超えてしまって、通信が止まる場合がありましたが、新居の回線だと何事も無い場合が多いです。

むちゃくちゃ高速になった回線ですが、大きな欠点があります。
それは、大手のプロバイダの倍ぐらいの金額がかかると言うこと。
フレッツ光の料金としてNTTに払っているお金の段階で、普通の回線・プロバイダ込みの料金ぐらいします。それに加えて、プロバイダ料金がかかります。

まあ、スピードとお金の天秤ですね。